
このところ春の陽気を感じる日が増えています。
そんな日の日中は暖房不要。太陽の恵に感謝しています。
そうなると植物たちも動き出します。これはクリスマスローズ。
寝たふりをしていましたが、とうとう顔を出してきました。
いつも思うのは葉も茎もみんな赤いこと。まさに赤ちゃんです。
人間の赤ちゃんが赤いのは、血管が透けて見えるからとか
褐色脂肪細胞が多いとかといわれますが、
クリスマスローズには血管がありません。
これはアントシアニン系の色素を多く含むから。
萌芽したばかりの若芽はまだ弱く太陽の日差しは強すぎます。
そのため活性酸素の発生を抑制する
赤いアントシアニン系の植物色素で防御するのです。
紅葉の若葉などよく見ると最初の葉が赤系なのは
みんな同じ理由だと考えられています。
また葉が茂るようになると次第に緑になっていくのも面白いところです。
さて今日は合格者説明会。ピカピカの1年生が名農に集まり
教科書や制服を注文するなどいろいろ準備を行います。
1年生は名農にとって大切な赤ちゃん。強く大きく育てたいと思います。