
これは先日の卒業式に合わせて農業クラブが発行した「研究集録」。
名農の3年生が2年間取り組んできた研究の概要を簡単にまとめた冊子です。
開いたところは目次。これを見ると環境研究班の特徴がよくわかります。
左のページは生物生産科と園芸科学科の研究テーマ。
右がハンターズが所属する環境システム科のものです。
ハンターズのテーマは右ページの中ぐらいの位置に掲載されていますが
そのテーマの数は4つ。しかし他の研究班は班として1つか2つです。
なぜならハンターズはフローラ時代から一人一研究。
だから集水システムの他に、園芸用ブロックや除塩研究など
いろいろな研究も載っているのです。
皆さん優しいのでスペースと予算のことを考えて1つに絞れとはいわれませんが
ちょっと気がひけるのは事実です。そのため校内研究発表会では
4つではなく、2つだけ発表するようにしています。
でも本当のことをいうと実際にハンターズが取り組んだ研究はその倍。
一人二研究だったのです。ご存知の通り、ハンターズはフローラの
失敗研究を磨き直そうと意識的にチャレンジした勇猛果敢なチーム。
しかしミイラ取りがミイラになるように、彼らの研究はことごとく失敗。
呪われました。2年間やって、良くても悪くても結果が出たのが5テーマ。
そこでその中から結果の良かった4テーマを掲載したというわけです。
これは10年以上続けているチームの流儀。
そんな1年がまた始まろうとしています。