
来た時よりも美しく。
卒業を前に土肥実験室の掃除をしているハンターズですが
やっかいなものが出てきました。
それがこれ。実験に使った大量の三和土サンプルです。
土と火のアーティストといわれる陶芸家は
失敗作を後世に残さないよう壊すようですがハンターズの場合も同じ。
火は用いませんが土を材料に求めたのはたった1個の成功作品。
そのために100種類以上も異なるサンプルを作り続けたのです。
陶芸家の大量の失敗作は産業廃棄物になるらしく
そう簡単に捨てられないそうですが、ハンターズの場合は、
幸いサンプル自体が小さいので全部でも廃棄物はバケツにして2杯。
ほったらかしにしたら土に戻るので捨ててもいいのですが。周辺は真っ白な雪原。
捨てるにはちょっと気がひけます。どうやら今はこのようにためておいて、
春になり雪が溶けたら叩いて、馴化温室周辺の土へと返すのがベストのようです。
北国南部町が暖かくなるのは3月下旬から4月上旬。
でもその頃ハンターズは、もう次なる道に進んでいるため
廃棄作業はできません。じゃあ誰がやるの?
嫌な予感がしてきました。