ホワイトボードに書かれた数字。
これはハンターズ4名が研究発表のために移動した距離を
それぞれマイルで示したもので、毎年最後の課題研究で計算し
誰が一番頑張ったかを楽しむゲームです。
最も長い距離を移動したメンバーは5,900マイル。
でも今年、世界グランプリを受賞したメンバーではありません。
世界チャンプを含めたその他3名は3,300マイル前後でした。
実は5,900マイルの彼は2018年のJr.出身。
まだ1年生だった時、フローラが世界大会に出場することになり
遠征に行けなくなった先輩の穴を埋めるために
横浜の学会や観光選手権で神戸で出かけるなど活躍してくれたので
一人だけ群を抜いて多かったようです。よく頑張りました。
そこでハンターズを含め、環境システム科に移籍し2015年より活動してきた
環境研究班の歴代メンバー26名の中で何位になるか新ランキングを出してみました。
すると5900マイルの彼は17位、その他の3名は22〜24位と
ほぼ下位に当たることがわかり、これにはがっかりしたようです。
理由は明確。コロナのため、3年時は誰も遠征に行けなかったからです。
1〜2位だったのはもちろん2018年に世界準グランプリを受賞した二人。
なんと23,000マイル前後にもなりました。ストックホルムは遠いんですね。
LED信号機で活躍し3位になった女子が13,000マイルですから、その差は歴然です。
もし彼らがストックホルムに行っていたとしたら、もちろん3〜4位。
それがわかると二人は苦笑い。さぞかし悔しかったのではないでしょうか。
しかし環境班のゲームはこれで終わりません。
それぞれが最優秀を受賞した回数で移動距離を割るのです。
移動するには旅費がかかります。そのため最終順位はコスパ。
これがフローラ時代から続いているこのゲームの面白いところ。
各自数えてみると今年はどのメンバーも2年間で10〜11回の最優秀受賞。
その結果、世界チャンプになった一人が302マイルとなり2020の1位となりました。
5900マイルも移動した彼は逆転され最下位。これにはみんな大笑いです。
2年間かけて遊ぶこのゲームもこれにてゲームオーバー。
こんな遊びも卒業アルバムに記録されます。お疲れ様でした。