
これはグリーティングカード。クリスマスともハッピーバースデイとも
書かれていないので、何にでも使えるデザインです。
面白いのが飛び出す仕掛け。このカードは開くと花が飛び出てきます。
かつてフローラは農業クラブの発表会に何度か出場したことがありますが
出場時に提出しなければならないのが審査資料。
研究内容やデータなどを綴じたファイルでした。
最新ルールでは資料のボリュウムはだいたい決まっているので
悩まず製作できますが、かつては制限がありませんでした。
したがっていろいろな写真を掲載するなど、
それはそれは分厚いファイルを作ったものです。
しかしあまり分厚くなると審査員は、規定時間内に何を見て
審査すれば良いか分からなくなってしまいます。
そこで女子メンバーが考案したのが、飛び出す仕掛け。
大事な項目には自作の仕掛けを考えてアピールしたものです。
何でも夢中になってくるとヒートアップし、本質を見失ってしまうもの。
今考えるとずいぶん変なところに労力をかけていたことがわかります。
もっと前はファイルだけではなく何でも展示OKという時代もありました。
農業クラブの大会の審査資料は、審査後に一般公開されるので見に行くと
机上に資料や実物が山のようにディスプレイされていたものです。
いかに目立つ展示をするかが勝敗を分けるポイントにもなっていたからです。
ある先輩方は田植え機を2台くっつけて8条とか10条植えという
超幅広の農機を開発した際、トラックで会場に運んで展示したと話していました。
今のようにパソコンのない時代。実物展示がいかに大切だったかがわかります。
現在の薄いファイル1冊というルールを当時の人が知ったなら
きっとびっくりすると思われます。
さてこのカード。あと1ヶ月ちょっとで卒業するハンターズに贈るもの。
後輩がいないハンターズですが、Jr.たちが書いてくれるはずです。
今日で課題研究は千秋楽。2年間お疲れ様でした。