
いきなりショッキングな写真です。
これは今から10年前、2011年9月に南部町で発生した水害です。
農場のすぐ脇を流れている馬淵川が氾濫したのが朝7時頃。
これは3時間後の10時ぐらいの状態です。
写っているのは名久井農業高校の第1農場にある建物。
普通の住宅より少し背の高い建物ですが、次第に水かさが増え
ご覧のように屋根まで水が来ています。
そばに立っていたビニールハウスはほぼ沈没。
後日測ってみると水深は3mもありました。
春は東日本大震災、秋は大洪水と2011年はとんでもない年でした。
さて名久井農業高校は現在、農場より少し離れた高台にありますが
かつてはここに建っていました。
したがってよく浸水し名久井水産高校と呼ばれていたようです。
今は校舎が水没するという心配はありませんが
せっかく育てたリンゴなどが樹木もろとも水没するので
台風シーズンになると相変わらずハラハラします。
10年に1度来るといわれる大洪水。
ところが最近は2011年ほどでもありませんが、2017年も氾濫。
昨年も氾濫ギリギリまで馬淵川の水位が上がり避難指示が出ました。
水害対策が行われ、かつてより少なくなるはずの水害の危険性が
最近は温暖化なのか逆に高まっているように感じます。
果たして今年はどんな年になるでしょうか。
2011年の大洪水から10年が経ちます。