
このところ古い写真を紹介しています。
これは2020年4月にハンターズが三和土を使って
雨水を集める集水ウイングを作っているところです。
集水ウイングとは斜面の畑に設置して上から流れてくる雨水を集めたり
雨によって土壌が流出するのを防ぐ小さな堤防の役目を果たすもので
形は片翼40cm前後のちょっと大きなブーメランにそっくり。
この時、ハンターズは2名ずつ2チームに分かれて2種類の方法で製作しました。
ひとつは平らな板の上に、こねた土を盛り上げて作る方法。
陶芸の粘土のようで作りやすそうでした。
しかし三和土の特徴である叩く作業がしにくく、固化するか不安でした。
もうひとつはハンターズのオリジナル。土にブーメラン状の溝を掘って、
その中に三和土を流し込んで上から叩く方法です。
こちらは雨が降らない場所なら、簡単に大量製作できるので
現実的な方法ですが、この時はまだ寒く室内で製作することになったので
土をコンテナに入れて型枠を作り、そこに流し込んで成形しています。
彼は後者の方で、固く締まった圃場の土ではないため成形にちょっと苦労していました。
最終的にはどちらも固化しましたが、見栄えの良い前者を実験に使いました。
さて先日、NHKの全国ネットでハンターズの取り組みが紹介されましたが
またまたNHKから学校に連絡があったそうです。
内容はこのニュースを英訳して国際放送で流すとのこと。
自分の目で世界を覗きたかった彼らですが、コロナで渡航中止。
どうやら肉体ではなく、思いだけが世界に行くようです。まるで幽体離脱。
そういえば2012年に初出場したフローラのマイクロバブルやサクラソウ救出も
国際放送で紹介されました。どのような放送になるか楽しみです。