
このところ最高気温も最低気温も氷点下。冷凍庫の中に暮らしています。
さて雪の上に羽根つきの羽。
のように見えますが、大きさは2cm程度しかありません。
これはシュウメイギクの花が散ったあと。
シュウメイギクは貴船菊ともいわれる秋に咲く菊の仲間です。
羽根のよう見えるのは枯れた花弁。羽子板で打つ部分は花の中心部でした。
ところで、まだ松の内ではありますが、
最近は羽根つきをしている人を見ることはありません。
今も遊ぶ子供たちはいるのでしょうか。またどこで売っているんでしょう。
ちょっと気になります。さて羽根つきの羽根の中心部の黒い部分。
いったい何でできているかご存知ですか。かなり硬いものです。
実はムクロジという植物の種子なのです。
種子に数枚の羽根を差し込ん打ものを打ち合うのですが
ガットを張ったラケットで打ち返すテニスやバドミントンと違い
羽根や羽子板にクッション性がないので、意外と難しいものです。
遊んだことがあるとないとでは大違い。
ぜひ今の高校生にも、一度は経験して欲しいものです。
そんなことから羽根つきと環境班は無縁のものだと思っていましたが、
実はバブルボーイズと不思議な接点がありました。
バブルボーイズといえば農薬の泡散布に成功した二人組。
展着剤を使って緻密な泡にした彼らが次に挑戦したのは
天然素材で泡にすること。いろいろ挑戦しましたが
最後にたどり着いたのは、ある植物の種皮を農薬に入れること。
なんとそれがムクロジ。種子を包む皮が
たくさんのサポニンを含んでいるため泡になるのです。
羽根つきと環境班、意外なところで繋がっていました。