懐かしいチーム フローラ フォトニクスのモノクローム写真です。
撮影されたのは2014年。2年生と3年生あわせて12名もの大所帯でした。
フローラはこの年、大きな転機に差し掛かっていました。
なぜなら前列右から6名の女子が園芸科学科3年生。
前列左端の女子と後列の男子5名が2013年に新設された環境システム科の1回生。
当時はまだ2年生でした。なんとこの年のフローラは2つの学科の
メンバーで構成されていたのです。なぜならこの年からフローラは
長年お世話になっていた園芸科学科から環境システム科に移籍。
園芸科学科は草花班ですが、環境システム科では環境研究班という名称に変更。
しかし、どちらの愛称もチーム フローラ フォトニクスでした。
当時の課題は、いかに先代フローラの前衛的研究活動のスタイルと
活動を楽しむという精神的な財産を継承するか。
そこでとった作戦は農業クラブの大会に出場すること。
発表は3年生が行いますが、2年生は資料作りなどでサポート。
そして一緒に練習して、大会の遠征にも全員で参加させてもらいました。
合同チームは農業クラブの県連会長、生徒会長などフローラ史上、最強のメンバー。
また発表力も彼女たちを超える人たちにまだ出会ったことがありません。
アジア国立公園会議で英語スピーチしたり、筑波大学や弘前大学など4人も4大に進学。
東北大会で惜しくも彼らの快進撃は止まりましたが、学科を越えた活動のおかげで
しっかりフローラ魂を新学科の男子たちに伝授できました。
そして引き継いだ男子たちは2015年から環境研究に舵を切って水質浄化研究を開始。
2018年の世界準グランプリ、そして昨年の世界グランプリへとつながっていきます。
そんな環境研究班はまた転機を迎えています。それが研究班の存続。
2018年も解散と宣言していましたが、力づくで延命措置が行われ2年契約で存続。
その契約が2021年3月いっぱいで切れるからです。
学科改編により環境システム科の学習内容は変化。
課題研究においても環境班の廃止が最も可能性の高い選択だと思われますが、
こればっかりは、下々の我々にはわかりません。自由契約となり、
来春、明け渡すことも想定して本拠地の順化温室も片付けましたが、
ロッカーの中には研究できずにしまってある材料が山ほどあります。
いったいどうなることやら。首を洗って待っている環境研究班です。