テクノ愛で久しぶりにグランプリを受賞したハンターズ。
受賞した園芸用ブロックの発表の中で、街路樹の根上り現象を抑制できる
新しい透水性コンクリート開発の可能性も示しました。
軽石など多孔質の小石を固めて作るコンクリートブロックは
雨水を通すうえ、三和土研究を応用すると栄養分の供給も可能になることから
水分と栄養不足で街路樹の根が上にあがり歩道を壊す根上り現象の
抑制につながるかもしれないからです。後輩への置き土産ができました。
磨けばお宝になるかもしれないので、どっかに穴を掘って隠しておきます。
さて今回のグランプリはなんと4年ぶり、7度目の栄誉でした。
テクノ愛への挑戦はフローラ結成の2009年に遡ります。ちょっと振り返ってみます。
2009年「白いリンゴ」、2010年「機能性食用菊」、2011年「光による柿の脱渋法」、
3年連続グランプリです。2013年「水質浄化バイオエンジン」、
2015年「雪国向きLED信号機」、2016年「サラダふき」、
そして今回2020年「機能性園芸ブロック」の7つです。
なかにはグランプリ、準グランプリとワンツーフィニッシュの年も数回あります。
ひとつひとつは確かに一発芸。しかしこんなに続くと一発屋とはいわせません。
そんなことからテクノ愛の世界では、名久井農業高校は有名高。
いつも北国からのチャレンジャーを暖かく迎えてくれます。
テクノ愛は毎年、京都大学の文化祭に開催されますが、
何度も参加していると面白いエピソードもたくさんあります。
ある時、昼食を模擬店で食べていたフローラ。
どこからきたのと京大生が尋ねてきました。素直に「青森」と答えるとびっくり。
「東北だったら東大の方が近いんじゃない?京大とは目が高い!」と
歓迎してくれたというのです。確かにキャンパス内には京大を受験する
見ただけで優秀な高校生がたくさんいます。
京大生はわざわざ青森からキャンパス見学にきたと勘違いしたのです。
後に引けなくなったフローラ女子。「頑張ります!」と答えたそうです。
来年こそはそんな楽しみをまた味わいたいものです。