
コンピュータに向かって練習しているのはハンターズJr.。
慣れない英語の発表に挑戦しています。
それを支えているのが21インチという大型ディスプレイが特徴的なiMac。
これは2016年に大活躍したフローラ8が大会の副賞としていただいたものです。
そのテーマは「雪国向きのLED信号機」。ヨーグルトの蓋のように
ロータス加工したら熱を出さないため雪が溶けないというLED信号機の問題を
解決できるかもしれないと提案し、大ブレイクした研究です。
彼らのところにこのiMacが届いたのは卒業間近の2017年1月。
卒業論文の製作に少し利用しただけで、まもなく卒業してしまいました。
その後、信号機研究は京都大学と連携して
後継者のTEAM RED SIGNALSが継続していましたが
こちらも今年3月に一段落し、プロジェクトは終了しています。
しかしフローラ8の成果は信号機だけではありません。
2年次には生で食べる「サラダふき」の考案でテクノ愛でグランプリ、
また戸の字のつく町をめぐるミステリー観光ツアーで文部科学大臣賞も受賞しています。
さらにサンパチェンスで室内の空気浄化する研究でもさまざま受賞し、
東日本大震災で引きこもりがちな仮設住宅に出向き、皆さんに提供して話題となりました。
とかく世界大会での活躍につい目が行きがちですが、
よく考えるとフローラ8ってすごいチームだったんですね。
そんなフローラ8が残していったiMac。その後、世界準グランプリを受賞した
ファイナルフローラや今年世界グランプリを受賞したハンターズたちが
世界に挑むツールとして活用してくれました。
そんなストーリーを知らずに今日もiMacを使って練習している1年生たち。
まだまだ勉強不足ですが、iMacを通して先輩たちのフォースが宿って欲しいものです。