
雪が降り、さすがにほとんどの実習が終わりを迎えている第1農場。
それにともなって元気な名農生の姿を見る機会が次第に減ってきました。
これは第1農場に入るとすぐ出迎えてくる農場のシンボル「トトロ」。
誰が剪定したのかわかりませんが、なかなか面白いトピアリーです。
後ろには大きな樹木。おそらく第1農場で一番高いシンボルツリーだと思います。
さてこの南部町を含め、周辺の町を通ると
水田の中にこんもりした小さな森?があるのを時々見かけます。
多くの場合、そこには小さな鳥居があって神様を祀っています。
これを「鎮守の森」といいます。
調べてみると、最初は何か人工物を造る際、
そこに住む神様が人工物にたたりを与えないように
その神様よりも強い神様を新しく祀って、服従させるものだったそうです。
しかし今では、その土地に住む神様を祀るものと
意味が変わってきているそうです。
ほのぼのとしたイメージを受ける鎮守の森ですが
本来は自然への畏怖の念を感じた先人が
力づくで不安を押さえ込もうとした行為であったとは意外でした。
しかし、いずれもその土地の守神であるのは同じです。
このトトロと大樹も農作業の安全を見守ってくれる第1農場の鎮守の森。
春になり元気な名農生が戻ってくるまで農場を守ります。
今年は寒さも積雪も例年より厳しくなるという長期予報です。