農業高校の学習で一番の楽しみは、なんといっても食べること。
リンゴなどの果物はそのまま農場で、自分で栽培した野菜なども
試食として家に持ち帰ることができるんです。
なぜなら自分の舌でちゃんと確認していなければ
自信を持って販売などできないからです。
しかし環境班のハンターズは、この一番の醍醐味を
悲しいことに味わうことができません。
特に今年は土を捏ねてばかり。果樹班の人たちが
美味しそうな果物を大事に抱えているのをみると本当に羨ましくなります。
そんなちょっぴり残念な環境班ですが、良かったと感じるのが
晩秋というよりは、もう初冬といえるこの時期の活動。
リンゴなどを扱う果樹班は、まだ農場で収量調査をしています。
先日見たらあまりに寒いのか、ダウンジャケットをきている人もいました。
ふじの収穫は晩秋。したがって名農のリンゴはまだ販売されていません。
寒い中、リンゴの重量や大きさを測定する作業が続いています。
それに比べ環境班は校内の暖房の入った実験室で、のんびり発表の練習。
弱虫なので、11月に入ったら実験室に引きこもっているのです。
これはフローラ時代から続くルーティン。
遅くても9月には研究を終え、秋から冬の農閑期は
ポスターを抱えて全国行脚する習慣が染みついているからです。
来年は実験と称して野菜にLEDでも照射し、秋には実験室で鍋を囲む。
こんな企みはいかがでしょう。今日から12月。
毎月22日(フーフー)は、家族みんなで暖かな鍋を囲もう。
南部町にはこんな楽しい鍋条例があります。