学校の玄関にたくさんの紙袋を発見しました。
中をみるとニンジンやジャガイモなどたくさんの農産物。
おそらく名農で採れた旬の野菜たちだと思います。
なぜ紙袋?それも詰め合わせ?
ピンと来たのがアグリチャレンジの副賞。
名農では地域の小中学生を対象にした自由研究とテーマ食材のオリジナルレシピを競う
食と科学のコンテスト「アグリチャレンジ」を行っています。
今年で12年目を迎え、地域ではすっかり定着したイベントになりました。
教育関係のみなさんが驚くのは、大学ではなく県立高校が主催であること。
そして運営に農業クラブなどの生徒たちが関わっていることです。
農家の減少で、青森とはいえ農業を知らない子供たちが増えています。
農産物は輸入すればいい。そんな考えが当たり前になったら将来生きていけません。
そこで子供たちや保護者の皆さんの農業への関心を高めるために
農業高校生たちと学校が一緒になって取り組むこのイベントは
たいへん優れた教育活動として数年前、教育の甲子園といわれる
時事通信社の教育奨励賞を受賞しています。
当時運営していた生徒はフローラ。校長先生とフローラの代表が上京し
授賞式に参加したのを覚えています。
確か場所は銀座、歌舞伎座がそばにありました。
農業離れは残念ながら10年前よりも進んでいます。
こんな時だからこそ、高校とはいえ未来の日本農業を支えるという使命を感じ
新しい発想で元気に楽しく取り組んでもらいたいものです。
紙袋の農産物は、頑張った小中学生に名農からのプレゼント。
受賞おめでとうございます。