晩秋の中、まだバラは咲いています。
こちらのバラは見事な八重咲き。
品種名はわかりませんが、まさに高貴なバラのイメージどおり
クラシック&エレガンスな色と咲き姿が目をひきます。
さて何度か紹介しましたが、ハマナスなどバラの原種の多くは
質素で可憐な一重咲きです。
ではいったいどうしてこんなにも花弁が増えたのでしょうか。
実はこのたくさんの花弁は、そもそも雄しべでした。
キキョウやユリと違って雄しべが花弁に変異しやすいバラの特性を
上手に使ってこのような姿に育種したのです。
さて話は変わって、毎年新作が発表されるバラの世界。
今年もたくさんのバラがデビューしています。
その中に日本らしい「令の風」というバラがあります。
もちろん令和の時代に誕生したことからついた名前ですが
このような日本ならではのバラもたくさんあります。
特に人気なのは皇室のプリンセスのお名前がついたもの。
プリンセスミチコ、プリンセスマサコ、プリンセスキコ、
プリンセスアイコなどたくさんあります。
すべての花をチェックしたわけではありませんが
確認した花はみんな八重咲き。皇室のクラシック&エレガンスな
雰囲気を表現するには八重咲きの特性は欠かせないようです。