学校の廊下に三方(三宝)にのせた供物が飾ってあります。
おそらくこれは名農祭の翌日に開催された
収穫感謝祭で各科の代表が1年間の感謝の気持ちを込めて
お供えした農産物ではないでしょうか。
よく見ると生物生産科、園芸科学科、環境システム科用に
ちゃんと三つの農産物が並んでいます。
手前からリンゴ、中央がキャベツ、奥がジャムです。
おそらくその学科で生産したものを奉納するはずですが、
ちょっと首を傾げてしまいました。
まずリンゴ、これは園芸科学科でしょう。
なぜなら園芸科学科の主力のひとつが果樹。
フルーツの里での果樹学習は本場の技術を学べる貴重な体験です。
次にキャベツ。こちらは間違いなく生物生産科。
名農で畑作や露地野菜を本格的に学べるのは生物生産科で
南部太ネギを復活させた学科としても有名です。
ではジャムが環境システム科でしょうか?
しかし残念ながら名農における加工学習は生物生産科です。
百歩譲ってフルーツのジャムだとしても園芸科学科。
間違っても環境システム科で加工は学びません。
環境システム科は水耕野菜と工業系の施設設備の学習が主。
園芸科学科の募集停止に伴い、今年から果樹学習は生物生産科へ
草花の学習は環境システム科へと移行されましたが、
それでも環境システム科では加工は扱いません。
そこで推測。おそらくちょうど収穫できる水耕野菜がなく、
生物生産科から加工品を借りたのかもしれません。
中学生のみなさん、このように今年から名農の学科はリニューアルしています。
入る学科間違えちゃったではすみません。ちゃんとホームページで調べてください。