リンゴンベリーに大きさも色もよく似た赤い実。
名久井農業高校にはこの樹木がたくさん植栽されています。
この樹木の名前は「イチイ」。北海道や東北ではよく垣根に使われています。
このイチイ、こちらでは「オンコ」の方が一般的な名前です。
かつて名農が緑化活動で日本一を受賞した際、植樹したのがオンコの木。
日本一の一位(イチイ)とかけました。
でも文学がお好きな方は、歌壇でよく耳にする
「アララギ」の方がしっくりするかもしれません。
さてこの赤い実。なんと食べてはいけない怖い実といわれています。
葉や実には毒があり、真偽はわかりませんが数粒で人間の致死量といわれています。
特に種子のあたりが猛毒らしく、ペットなどが食べないようにしなければなりません。
そういえば小鳥が来て食べているのもあまり見たことがありません。
もし間違って食べたら胃洗浄などをおこなうのだそうです。
でもよく考えると子供の頃、口にしたことがあるような気がします。
美味しくないから食べなかったのか、一大事にはなりませんでした。
子供が手を伸ばすと採れそうな場所にある赤い実。
まるで白雪姫の毒りんごのよう。気をつけなければならなりません。
とはいっても植物は毒を持っているものばかり。
必要以上に怖がることはありません。