
これまた名農祭での風景。
第二の校訓ともいえる「緑育心」の石碑の上に
オレンジ色のカボチャがのっています。
なぜなら毎年のように名農祭はハロウィンと重なります。
そこで来場者を楽しませようとカボチャのランタンがあちこち飾られるのです。
皆さんは家畜の飼料になる大きなカボチャをご存知ですか。
堆肥をたくさん与えると100kg以上にも育ちます。
アメリカに倣って日本でもそんな巨大なカボチャの大きさを競う
コンテストが開催されていますが、それに用いる品種が
アトランティックジャイアントというやはりオレンジ色のカボチャです。
ハロウィンカボチャはこの仲間で、人が食べることはないため
スーパーマーケットの野菜売り場には並びません。
おそらくお洒落なお店はディスプレイにするために
どこからか高値で購入されているはずです。
ところが農業高校は違います。この日のために栽培しているのです。
かつて近隣の小学校から飾りたいので
貸して欲しいとの依頼があったこともあります。
名農祭の商品はもちろん、ディスプレイまで自前で準備できる。
これぞ農業高校の底力です。