秋の名農キャンパスを歩いていると目に飛び込んでくるピンクの花。
これはシュウメイギク(秋明菊)。
京都の方は貴船菊といったほうがわかるかもしれません。
大昔に中国から渡ってきた植物だといわれていますが、キクというのはウソ。
クリスマスローズと同じキンポウゲ科の草花です。
渡ってきたシュウメイギクが京都の貴船地方で野生化したので
貴船菊と呼ばれるようになりました。
でも今は京都に限らず、この辺りでも野生化しています。
最近、お店でシュウメイギクという名で
販売されているものもあるようですが情報によると偽物。
ヨーロッパで育成されたもので、草丈が1.5mにもなるそうです。
これが正真正銘のシュウメイギクなのでぜひ覚えてください。
しかしこの写真の主役は中央の赤い小花。
細い枝に小花が等間隔についており、秋の光を集めて輝いています。
この植物の名前はミズヒキ。ご祝儀袋などでお馴染みの
紙飾りと同じ名前です。ではこの名前、どちらが先でしょうか?
調べてみると飾りが先。飾りに似ているのでミズヒキとなったようです。
ということは紙で作られた水引きが誕生したという室町時代以降に、
渡来してきたということなのでしょうか。
こんな小さなことも調べると面白いかもしれません。
さて土日返上で開催した名農祭も終わり、
今日から名久井農業高校は木曜日までしばらくの間、代休となります。
みなさんお疲れ様でした。