秋も深まり落葉樹が葉を落とし始めました。
来年の春までしばしお休みという植物が多いなか
これからが自分たちの季節という植物があります。
ご覧ください。枯葉のよけてみると
しっかりした芽が顔を出しているではありませんか。
これがヘレボルス・ニゲル 。
正真正銘のクリスマスローズで12月に咲きます。
多くのクリスマスローズといわれるオリエンタリスという種類は
年が明けてから咲きますが、欧州でのニックネームはレテンローズ。
でもこのニックネームのままでは日本では売れない。
そう判断した業者が、同じ仲間であるニゲルの
ニックネームをつけたのです。
レテンローズは赤や黄色など、いろいろな花色がありますが
ニゲルは純白だけ。濃い緑の葉との対比がとてもきれいです。
12月に咲くにはちょっと出芽が早いような気がしますが
今年は寒いのか、今が芽を出す適期と感じたのでしょう。
ニゲルにはいつもより早い冬の到来がわかるようです。
果たして12月に開花するのか。それともフライングか。
野生の勘を確かめたいと思います。