ハンターズの本拠地である順化温室の周辺。
緑の葉が黒ずんで明るさを失いつつある中、
鮮やかに色づいてくる植物が名農にはたくさんあります。
手前の低木は、ご存知ブルーベリー。
ドウダンツツジの仲間なので、このように赤く色づくのです。
今年は春から夏まで土肥実験室で三和土を作っていたことから
なかなか温室に来る機会がなく、収穫もあまりできませんでした。
とはいっても野鳥の餌にするのはもったいないので
時間を見つけては果敢に収穫に挑戦。
その結果、ほんの少しですが初夏の味を楽しませてもらいました。
ブルーベリーの原産地は北米大陸ですが
植物としての誕生は古く1億5000年前、白亜紀とされています。
しかし栽培が始まったのは100年ちょっと前。
古い植物なのに利用されたのは以外に新しいようです。
さてここには大きな鉢がいくつも並んでいます。
植えられているのはブルーベリー、グースベリー(スグリ)、そしてルバーブ。
そうみんなジャムの材料になる植物ばかりなのです。
LEDを照射してポリフェノールを増やした高機能性ジャム開発に成功した後は、
自分たちでジャムを販売して研究費を捻出しようと育てています。
しかし毎年そんな時間は取れず、ブルーベリーを摘むだけ。
ルバーブとグーズベリーに関しては量が少ないので手をつけることもありません。
今年で解散するハンターズ。来年は誰が食べるのでしょう