こちらはハンターズJr.の女子メンバーの研究。
彼女たちは2つのテーマに取り組んでもらいましたが
こちらは最初に行った除塩研究です。
ハンターズは昨年から乾燥地帯の除塩研究に取り組んでおり
昨年のJr,も挑戦していました。
しかし彼女たちの視点は先輩や昨年のJr.とは違う視点。
塩類集積をいかに抑制しようかという技術開発に取り組んでいます。
一般に塩害土壌で栽培すると萎れるとともに葉が茶色に枯れてきます。
事実、彼女たちが再現した塩類集積が起きている鉢では
植えて数日すると下葉が枯れて、枯死してしまいました。
ところがこのレタスはちょっと違います。
葉が緑のまま萎れています。実は植えたのは前日。
あっという間に水分がなくなったようです。
実はこれ、最新の塩類集積を抑制するある土木技術を施したもの。
土壌を分析すると確かにECは低く、Na濃度も低いのですが
土壌水分がなんとゼロ。これでは塩害を抑制できても
作物なんか栽培できません。ちょっと農業用技術ではないようです。
しかしそれは想定内。彼女たちがチャレンジしたのはこの技術を応用して
塩害を防ぎながら、土壌水分もしっかり確保する新アイデア。
女神が微笑んだのかビギナーズラックでなかなか面白い結果を出しています。
こちらも男子同様、大学主催のオンライン発表会に申し込んだところ採択されました。
それを伝えたら「やった!」と大喜び。今年のJr.はみんな元気です。
発表は11月はじめ。なんと文化祭の日の放課後です。
まだ研究途中ですが、まずは発表の場を設けることができてホッとしています。