9月に入り、早いところでは稲刈りが始まったという
新聞記事が目に入るようになりました。
さて先日、こんな水田を見つけました。
ほとんどが写真の奥に写っている田んぼのように
だんだん黄色になってきているのですが、手前の田んぼは濃い緑色です。
別の作物ではないのかと思ってよく見ると、ちゃんと穂があり水稲です。
いったいどうしたのでしょう。
一般に肥料、特に窒素肥料を与えすぎると
いつまでたっても青々とし、適期に収穫できなくなってしまいます。
よく田んぼの四隅とか一部が濃い緑色をしている田んぼを見かけます。
あれは栽培前に堆肥を積んでいたところ。
肥料成分がそこだけたくさん滲み出たからだと思われます。
また水を取り入れる水路の水口でも同じ現象が起こる場合があります。
それは水温が低いから。冷害のように常に冷たい水が入ってくるので
なかなか成長しないのが原因です。でも今は登熟期。水はいれません。
ではなぜこの田んぼは見事なぐらい全面濃い緑色なのでしょう。
やはり肥料設計を間違って、肥料を多く入れすぎたのかも知れません。
窒素肥料が多いと倒伏しやすく、病気も多くなります。
台風などが発生する時期なので、どうなるのかちょっと心配です。