これはニラの花。
ちょうど今頃、白い小花の集団を咲かせます。
昔、ニラもニンニクもユリ科だと教えていました。
ところが最新の植物分類ではなんとニンニクとともに
長年所属していたユリ科から外されてしまいました。
いったいどこの科になったのかわかりますか。
なんとヒガンバナ科です。
植物の科名は、かつてリンネが分類したものが主流でしたが
最近、DNAで分類するようになってどんどん変わっています。
資料によっては○○法なら●科、○○法なら●科と表記されたものもあります。
農業高校でも今後変わる可能性が高いので
科名で教えることをちょっとためらっているような気がします。
科学の進歩は今までの常識を変え続けているようです。
さてこのニラによく似た植物にスイセンがあります。
よく春先に間違って食べて食中毒を起こしています。
ニラには独特の香りがあるのでわかるような気がしますが
個体によっては、匂いの強さは違って当然。
気をつけなければなりません。
スイセンもヒガンバナ科になりました。