学校の寮前の縁石が何者かによって破壊されています。
これは一大事とびっくりしましたが、
寮生に聞いてみると前から壊れていたとのこと。
さらに原因もわかっているようです。
そこで理由を尋ねてみると、
これは除雪の際に傷ついたものだというのです。
幹線道路であれば夜に大雪が降っても
自治体が契約している業者がきれいに片付けてくれますが
学校内は誰もしてくれません。
冬になるとよく先生方や保護者が協力して
スコップで除雪する小学校のニュースが流れますが、
広範囲から生徒が集まっている高校ではなかなかそうは行きません。
さらに敷地の広い農業高校を手作業で除雪していては
いつまでたって授業が始まりません。
そこで学校のトラクターやホイールローダーなどを使って
農場の先生方が除雪にあたってくださいます。
とはいっても除雪の専門家ではなく、機械も除雪用ではありません。
そんなことでいろいろ作業している間に
ときどき縁石にぶつけてこのように壊れてしまうのです。
まだまだ残暑厳しい名農ですが、壊れた縁石が数ヶ月後にやってくる
寒く冷たい冬を思い出させてくれました。