今年の夏は8月に入ると猛暑。今も猛烈な残暑が続いています。
それは北国青森でも同じ。特に南部町近辺は盆地であることから
夏は暑く、冬は冷えます。先日、お隣の町では36度を超えていました。
昔からこの地域は冷害が多発するため、米のとれない地域でした。
それは近代化された平成になっても変わらず、収量ゼロになった年もあります。
したがって地域の試験場の使命は耐冷性品種の育成。
藤坂5号やレイメイ、アキヒカリなどお米の歴史の残る品種を生み出しています。
ところがこのように毎年猛暑になってくると今度は耐暑性が重要になってきます。
今年も日本の代表的な良食味米のコシヒカリが暑さのために
米粒が白くなる白未熟粒が多くなり、深刻な問題となっています。
暑いところで生まれた米が、品種改良によって
やっと北海道まで栽培できるようになったのに、今度は高温障害。
明らかに気候が変わってきています。
さてここは環境システム科の温室。暑い夏休みの間、気温は45度にもなります。
しかし北国青森の温室は暖房装置こそあっても、冷房装置など整備されていません。
そんなことから夏休みの間は全員退避していました。
先日、夏休みも終わり2学期が始まったところ、
温室はこのようにLEDでピンク色に染まりました。
どうやら彼らも温室での栽培を再開したようです。
もうすぐ秋風が吹いてくるはず。
Go to 農場。みんなでまた農場に行きましょう。