
先日の夕方、あたりがやけに赤いなと思って外に出てみると
空がご覧の通り、ピンク色をしています。
晴れていればきれいな夕焼けになるのだと思いますが
薄曇りだったので、赤い光が反射しあったりして
日が沈む西側だけではなく全体に周り、
このようにピンク色の空になったのだと思います。
これを見て思い出したことがあります。数年前、チームフローラフォトニクスは
日が沈んでから漆黒の闇に包まれ夜になるわずかな時間と
次第に明るくなってくる日の出前のこれまたわずかな時間に
空がきれいな青色になるブルーモーメント現象を研究していたことがあります。
なんとこの研究は国立極地研究所の研究提案に採用していただいたこともあり
メンバーも南極昭和基地で起きるブルーモーメント現象の映像を頂き
みんなワクワクしながら分析した記憶があります。
何しろチームに届けられるのは、冬から秋までのタイムラプス映像。
空にオーロラが現れたり、ブリザードになったりと、まるで南極にいる気分。
またチームは、青森では1時間もないブルーモーメント現象が
南極では3時間も続いていること、その理由を太陽高度から説明できること、
そしてきれいな青色が誕生する様子をコンピュータのRGB画像で示し
極地研究所で行われた報告会で大きな拍手をいただいたものです。
当時取り組んでいたのはチームアクアフォトニクスと名乗った2年間。
植物とはまったく関係ない研究と水中植物工場の2つを同時に研究していたのです。
空がピンクになる現象に名前があるかどうか知りませんが
まさにピンクモーメント。ピンクもブルーもどちらもきれいです。