正門から校舎に続く坂道にあるツツジのトピアリー。
初めて名久井農業高校に来た方でも、すぐわかるほど大型です。
道路の左右に設置されていますが、片方はアルファベットで「NAKUI」。
ところがもう片方はこれ。なんだかわかりますか?
実は名久井岳の稜線をあらわしているのです。
またこの名久井岳はFFNという3つのアルファベットでできています。
これはFuture Farmers of Nakui (Nano)の略。
日本学校農業クラブがFFJならば名農農業クラブはFFNだろうと
10年以上も前に園芸科学科の生徒たちが植えたものです。
こればっかりは作った由来を知る人がいなくなると
まったく意味不明のトピアリーと思われるかもしれません。
ぜひ伝えていってほしいものです。
さて最近、問題となっているのがこの斜面の土壌流出。
かなりの急斜面であり、文字にしたツツジだけ植えられているため
どうしても土が崩れてくるのです。
そこでハンターズが研究した三和土で斜面を施工し
土壌流出を抑制できないかという案が浮上しています。
実は数年前、リンゴンベリーを植栽したらどうかという話もありました。
もちろんフローラがストックホルムの大会に出場した記念として
植えた思い出の記念樹です。実はリンゴンベリーは
剪定いらずで草丈は30cmほどにしかなりません。
またブルーベリーと違って常緑樹。冬でも厚くピカピカの葉を楽しめます。
もちろん氷点下40度まで耐えられ、実は珍しいリンゴンベリージャムとして
新しい名久井農業高校の加工品となるかもしれません。
まさに緑化や食を学ぶ名久井農業高校にはぴったりの
グランドカバープランツだと思いませんか。確か斜面の崩れを防ぐために
これを一面に植え、北欧の森にするアイデアも数年前に出ていました。
いずれにしてもフローラやハンターズがもたらしたもの。
実現してほしいものです。