環境システム科の授業で栽培しているメロン。
こちらはちゃんとしたネットメロンです。
品種は有名なアンデスメロン。
皆さんこの名前を聞くと、南米で育種されたメロンかと
想像されるかと思いますが、なんと日本のメロン。
メロンというのは栽培が難しく、ズボラな管理では上手に作れません。
しかし、この品種は誰でも安心して栽培できるということで
「安心です」をもじってアンデスになりました。
育種はこちらもサカタのタネ。このメロンの登場により、
安価なメロンの代名詞は、プリンスからアンデスに変わりました。
私たちの食卓にネットメロンが上がるようになったのはこのメロンが誕生したからです。
きちんと上から吊っており、収穫が楽しみです。
さて1985年につくばで万博があり、トマトの水耕栽培が紹介されました。
当時はまだ一般的な栽培法ではありませんでしたが
空気と養分を根に十分送り込んだ結果、なんと1株の着果数は1万3千個。
実際に会場には行ったことはありませんが、
紹介されたまるで木のようなトマトの映像に驚いたものです。
こちらのメロンにも今、同じような栽培法が広まりつつあります。
一般にメロンは一株に二つほど着果させます。
ところが水耕栽培にすると養液をたっぷり吸収させることができるため
もっとたくさんの果実をつけさせることができます。
先日紹介されていた栽培法では、なんと一株に50玉。メロンの大木です。
水耕栽培を学ぶ環境システム科ではまだ挑戦していませんが
ぜひこんなチャレンジをしてほしいものです。