学校の食堂前の生垣です。
ここはいつもこのようにエッジのきいたシャープなスタイルに刈り込まれています。
昔も今も、よく刈り込みの実習をしますが、生徒が使うのは
刈り込みバサミという庭師さんが使う大きなハサミ。
最初はなんだか楽しいのですが、だんだん腕が疲れてくるので
決して楽な実習とはいえません。
しかし農場の先生方が使っているのは床屋さんが使うような
大きな電動のバリカン。よくテレビショッピングで見るやつです。
これなら刃を滑らすように動かすだけで、簡単に刈れるのでとても便利です。
ずるいように思えますが、生徒の実習と違い、
キャンパス内の垣根を全て管理するのですから仕方ありません。
さて刈り込みで思い出すのが、名農の正門から校舎に続く坂道に立っているゴジラ。
3頭身ぐらいの頭でっかちの可愛いトピアリーです。
しかしこの数年、刈り込んだ形跡がありません。
頭から尾にかけてついているトサカのようなものは、
すっかり伸びてしまい数年前まではモヒカン状態。
最近はもっと伸びてボサボサ頭のように見えてきます。
おそらく、これがゴジラだということさえ、
皆さんわからなくなっているのかもしれません。
かつて園芸科学科の先輩方が一生懸命刈り込んで作ったユニークなトピアリー。
ぜひ残してほしいものです。