生徒玄関前に校訓を刻んだ石碑があります。
名久井農業高校の校訓は「強く、正しく、明るく、そして責任をもつ」。
よく高校の校訓といえば四文字熟語のような難しいものが多いのですが
名農の校訓はまるで小学校。誰でもわかる言葉です。
だからみんな覚えているのかもしれません。
さてこの石碑周辺にオレンジ色のものが見えませんか。
また下の芝にもこの物体は落ちています。
これは完熟した果実。もちろん柑橘ではありません。
答えは「梅」。この時期に完熟するものといえば「梅」しかありません。
ちょうど石碑に横に鑑賞用の梅の木があり、
その枝から落ちた完熟果実だったのです。
ところで南部町は自他ともに認めるフルーツの里。
いつでも果物が手に入ると、公言していますが
実は7月下旬、ちょうど今のほんの短い期間ですが、この時だけははないのです。
名農は中学生に対してちょうど7月下旬、体験入学という学校説明会を毎年開催しています。
ここでは簡単な模擬授業をするのですが
中学生はみんな食べられる果物の実験を期待しているようです。
ところがこの時期の名農には果物がありません。
こんな理由で、いつも先生はどんな実験をしようか悩んでしまうのです。
しかし2020年の体験入学は7月下旬ではなく、8月4日。
コロナの影響で中学校が夏休みに入るのが遅れるため、1週間ほど延期されました。
果物は出てくるのでしょうか?期待しちゃいます。