
こちらもチームフローラフォトニクスがかつて製造したトマトピューレです。
昨日紹介したものは、赤い3品種による微妙な色の違いですが
今回のピューレは原料のトマトがそもそも色がまったく違う3種です。
左は黄色、中はミニトマト、左は緑のトマト。
緑のトマトは未熟果ではなく、緑のまま完熟になる品種で、
食べると何もちゃんとトマトの美味しい味がします。
フローラはこれを食品加工や家庭科の先生に試食してもらい
ご意見を伺ったところ、おもしろい答えが返ってきました。
それはミニトマトピューレについて。料理にトマトを使う場合は
適度な酸味が必要ですが、ご存知の通りミニトマトは
酸味がマイルドで強い甘さを感じる品種が主流です。
したがって家庭科の先生からは、
酸味がないから料理には向かないとのダメ出しを受けました。
ところが食品加工の先生はこの強い甘さを
お菓子やデザートに生かせないかとおっしゃるのです。
しばらくすると後日、実際に試作品を作ってくださいました。
試食しましたが何と甘さが生かされ美味しいではありませんか!
同じ食材でも誰でも安心して食べられる美味しい料理を作ろうとする家庭科の視点と
常に新しい味や商品を考える食品加工の視点の違いが感じられ驚いたものです。
フローラがこんなユニークな開発をしていた5年以上も前は
まだ黄色いケチャップなどありませんでしたが、
今はまれですが存在し、手に入るようになりました。
皆さんならどう使いますか?