小型の水耕栽培装置で育てているのは結球しないレタスであるサンチュ。
かつてフローラが行った実験を再度行っています。
レタスはよく植物工場で栽培される野菜ですが
昔はよく成長を促す赤や青の光を照射していました。
ところが最近は、価格を抑える目的なのか白色のLEDを照射する装置をよく見ます。
この小型装置の上面に付いているライトも白色LEDです。
そこで光を有効利用するために銀色の鏡状のフィルムを貼るアイデアがあります。
しかしフローラは銀ではなく赤や青のフィルムを壁面に貼ることに気がつきます。
その結果、確かに白色よりは成長が早まったのですが
彼らは今まで見たこともない不思議な現象を目撃しています。
一般にレタスでは赤色光は植物を上に、青色光はあまり伸びず茎や葉を厚くさせます。
したがって青よりも赤の方が、葉は薄いのですが見た目大きくなるのです。
ところが青色フィルムを床面にも貼ったところ、赤に負けずに大きくなったのです。
床にシルバーのフィルムを貼ってもこうはなりません。これはどうしてでしょう。
フローラが失敗した研究や未完成の研究をお宝にする活動をしているハンターズ。
そこである仮説を立ててメンバーの一人が再実験に取り組んでいます。
実験を始めた頃はあまり効果を感じなかったのですが
不思議なことに現在、床に青色フィルムの貼ったサンチュがぐんぐん伸び出しました。
どうやら葉が生い茂るほど、フィルムの効果が出てきたように感じます。
これは仮説通り。お宝になる気配を感じるハンターズ。
サンチュはまもなく収穫され、フローラが出さなかった答えが出るかもしれません。
さて今日はハンターズメンバーがオープンキャンパスに参加するため活動は休止。
その代わりに1年生のJr.が活動する予定です。