先日まいた野菜の芽が一斉に発芽してきました。
野菜の名前はサンチュ。
掻きチシャと呼ばれる結球しないレタスです。
というよりは韓国料理で焼肉を包んで食べるレタスといった方が
ピンとくるかもしれません。
どの野菜もそうですが、発芽のようすはとても愛くるしいもの。
人だって野菜だって赤ちゃんは可愛いものなのです。
ところが先日、カブを育てていた環境システム科の2年生。
栽培管理をしていたらアオムシが葉にのっかっているではありませんか。
アオムシはモンシロチョウのこども。可愛い赤ちゃんのはずです。
そこで、担当の彼はどう対応するかと思って見ていると、
何かいいながら一生懸命アオムシを見つけては手で摘んでは放り投げています。
聞き耳を立てると「俺のカブを食べるな」と叫んでいます。
同じ赤ちゃんですが、こちらはダメなようで冷たく当たっていました。
でも感心したのは、殺さないところ。
踏んづけてしまってもいいのですが
彼は放り投げてはいますが、殺生はしないのです。
本当は優しい性格なのかもしれません。
さて名久井農業高校は今日が1学期の修了式。
明日から通常通りの夏休みとなります。
コロナによる休校の影響で修了式を遅らせる学校もありますが
名農はほとんどの行事を中止することで授業時数をしっかり確保。
イベントがなくつまらない1学期でしたが、そのお陰で感染もなく
通常通りの夏休みを迎えることができました。これもみなさんのおかげです。