
可愛らしい花が野原に咲いています。
これはホタルブクロ(蛍袋)という山野草。
しかし大きくて見応えある花なので栽培する人もいます。
日当たりが好きですが、嬉しいことに日陰でもちゃんと育ってくれます。
さてこのホタルブクロ、花が筒状になっています。
先はいくつか尖っているのですが、下部はみんな繋がっています。
このような花弁がくっついてしまった花を合弁花といいます。
合弁花といえば皆さんはどんな植物を想像しますか?
ナス、ジャガイモ、トマトなどナス科でしょうか。
このホタルブクロは同じ合弁花でもナスではなくキキョウの仲間です。
そういえば筒にこそなっていますが、キキョウに似ています。
さてこの特徴的な名前の由来はなんでしょう。
こちらは夏に飛ぶホタルをこの花の筒に入れて楽しんだからだそうです。
昔は水田に行くとホタルが飛んでいたものですが
最近はめっきり見なくなりました。
理由は農薬、環境変化、餌の不足などさまざま考えられますが
一度でいいから本物のホタルをホタルブクロ入れて鑑賞してみたいものです。
さて明日は1学期の修了式。
名農の夏休みはまもなくです。