
この花の名前を知っていますか。
ムラサキツユクサといいます。
皆さんが道端でよく見るのはツユクサ。
こちらは草丈が60cmぐらいまで大きくなるツユクサで
学名はトラデスカンティアといいます。
実はこれ、人の名前なのです。
そもそもツユクサはアメリカ大陸が原産地です。
それが17世紀にプラントハンターによってヨーロッパに持ち込まれ
園芸植物として愛されるようになりました。
しかし現在は繁殖して野生種に戻り、
畑の雑草として嫌われる存在になりました。
アメリカ大陸の野生植物がヨーロッパに渡り園芸植物になり
世界中に広まって、また野生に戻っていく。
なんともおかしな話です。
さてトラデスカンティアという学名は、
世界中を旅して植物を採取したプラントハンターでもある
イギリスのチャールズ1世の庭師ジョン・トラデスカント氏にちなんで
命名されたそうです。
確かにツユクサに比べて花も大きく見応え十分。
ツユクサには青、ムラサキ、アカムラサキ、白などいろいろな花色があります。
ぜひいろいろなツユクサを楽しんでください。