ここは環境システム科のチャレンジハウス。
小型の水耕栽培温室です。
よくみると2段になっていることがわかります。
ここは学校設定科目「起業チャレンジ」専用に作られた温室。
この2段の水耕ベッドが全部で3台設置されており
それを1年間環境システム科の3年生に貸し出しています。
彼らは3つの班に分かれて、野菜の生産販売の模擬法人を設立します。
面白いのは、この装置で何を栽培してもよく、
さらに、どこでどのように販売しても良い権利が与えられています。
しかし栽培に関わる費用は自分たちで捻出しなければなりません。
したがってどの会社も売り上げがないとピンチになるので必死になるのです。
さて今年はコロナの影響で4月は休校。
彼らが野菜の播種ができたのは5月中旬になってからでした。
水耕栽培は生育が早いため、それでもレタスやサンチュを育てている会社は
すでに第1回目の販売を行なったようです。
この会社は何を育てているのでしょう。
もう少しで収穫できそうなぐらい成長しています。
先日、テストが終わった名久井農業高校は、来週末が体育祭。
種目を検討して密になるのを防ぎながら、今年も行う計画で
来週からは全校あげて放課後まで残って練習に励むことになります。
それが終わると20日には終業式。早々と夏休みに入ります。
そのため、この野菜はその前に販売しなければなりません。
1学期ゴールは目前。どの会社もラストスパートです。