少し前の写真になりますが
生物生産科のベースキャンプである第3農場での一コマです。
実っているのは、ごく普通の小ぶりのカボチャですが
なんとリンゴやサクランボのように
空中にぶら下がっているではありませんか。
カボチャは普通、スイカのように地面を覆うように広がったツルに
ゴロゴロと転がってつくものです。
しかしツルを上手に支柱やアーチに絡めて仕立てると
このような空飛ぶカボチャとなるのです。
確かこれは北海道の農家の方が考えた栽培法。
特別、美味しくなるわけではありませんが
カボチャのユニークな姿が話題となりました。
かつて前任校でスイカの空中栽培をしたことがありますが
見た目のインパクト以外にも良い点がありました。
それはスイカは地面についている部分は光に当たらないので
白くというか黄色になり、スイカらしい緑色になりません。
そのため、農家はスイカをぐるりと回して光を当てる作業をしますが
空中の場合は満遍なく光が当たるのでそんな作業は不要でした。
聞いてはいませんが、おそらくカボチャでも同じ効果があったはずです。
こんな遊びのような栽培法、まだまだできそうな気がします。
圃場をたくさん持っている生物生産科ならではの
ユニークな栽培法の開発を期待します。