環境システム科の学校設定科目「起業チャレンジ」。
日本のどこにもない名農だけの科目です。
この科目は水耕栽培装置を使って1年間生産法人を経営するのが目的。
したがってどんな野菜をいつ、どれぐらい栽培し
どんな価格でどのように販売するかなど
すべての決定権は名農生に委ねられます。
法人は全部で3社。競い合いながら生産技術や
販売サービスの技術を実践形式で学ぶ極めてユニークな人気科目です。
さてこれが現在の温室風景。ちょっと寂しい感じがします。
それもそのはず、5月連休明けまで休校のため
まだ授業が始まって1ケ月しか経っていないのです。
これは彼らがやっと植えた今年第1号の野菜たち。
こんなに小さくて大丈夫か不安になると思いますが
ちゃんと根が成長して養分を吸収し始めると
びっくりするぐらいのスピードで成長を始めます。
おそらくレタスだったら1ケ月ちょっと経ったら
もう収穫サイズまで成長するのです・
すべてが任される気楽な科目のように思えますが
彼らは成功させなければならないという
今までにない重い責任を感じるといいます。
チャレンジャーである生徒は自由と責任を感じ
指導者はティーチングからコーチングへと指導法を変えていく。
「起業チャレンジ」はみんなにとってのチャレンジ道場なのです。