
10年前に始まったフローラの活動は最初からデジタルカメラで記録しましたが、
その前はアナログのフィルム時代。先日、倉庫から
フローラ結成の少し前に前任校で使っていた古い35mmカメラが出てきました。
農業高校で授業と同じぐらい大切なのが写真での活動記録。
生徒の研究活動を記録するため平均1日1本、フィルムを使っていた頃のものです。
これは1992年にデビューしたコニカヘキサーというコンパクトフィルムカメラ。
光学メーカーであるコニカがこのカメラに搭載したヘキサーレンズは
当時では珍しいF2の明るいレンズ。したがってボケがきれいで、
さらに抜群のキレと発色で楽しく撮影していたものです。
しかしこの後、時代はデジタルに急激に移行していきます。
そんな移行期のカメラなのでピントはオートフォーカス。
アナログ式のダイヤルもついているのですが、表示は液晶。
これから始まるデジタル時代を期待させるようなアナログカメラでした。
しかし2003年にコニカは、ロッコールレンズで有名なミノルタと経営統合。
そして2006年にコニカミノルタは、なんとカメラ事業から撤退してしまいました。
そんなこともありこのコニカヘキサーは銀塩時代最後の銘機と呼ばれています。
でもコニカとミノルタのお話はこれで終わりません。
この優れた技術は嬉しいことにその後、SONYに引き継がれたのです。
現在、SONYのデジタルカメラは高く評価されています。
そこには多くのファンを魅了したヘキサーとロッコーレンズの技術が生きているのです。