
馴化温室に集っているハンターズ。
この日は来週行う実験の準備を全員でしましたが
暑かったので、みんな半袖を着ています。
春先はどこの学校でもいろいろな行事が集中するもの。
したがって、時間がなく放課後まで活動することも少なくありません。
来週やればいいんじゃないのという人もいるかと思いますが
相手は命のある生き物。適期を逃すわけにはいきません。
彼らだって部活動があるのですが、それでも困ったときはお互い様。
みんな協力して取り組んでくれます。
彼らに頭が下がるのには、理由があります。
今までのフローラやバブルボーイズのメンバーは
数ある課題研究班の中から、この環境班を自ら選択しました。
大活躍している影にはとんでもない努力があることを承知のうえでの志願です。
ところがハンターズは誰一人として自ら志願した人はいません。
なぜなら彼らが研究班を選択した2019年3月時点ではフローラは解散予定。
そんなわけで研究班の選択肢に環境班はなかったのです。
ところが突然の環境班の延命処置。
そのため彼らは急遽、担任の先生によって無理やり?集められたメンバーなのです。
希望もしていない研究班に送り込まれた5名。
びっくりするほど口数の少ない彼らは、いったいどんな気持ちで活動しているのでしょうか。
だからこそ黙々と取り組んでいる姿をみると頭が下がるのです。
我々を導いてくれる女神フローラは、
いったい彼らにどんな未来を用意しているのでしょうか。
卒業までもう10ケ月を切りました。