たくさんのプランターが机上に乗っています。
これは環境システム科の2年生の学習で使うものです。
環境システム科では水耕栽培を通して
施設園芸とそれに関する工業技術を学ぶ全国でも珍しい学科です。
したがって農業とはいいますが、栽培の多くの場は温室となります。
しかし本当の植物栽培の楽しさや難しさ、さらに農業の醍醐味を体験する場合は
やはり屋外で、きちんと土を用いて育ててみなければなりません。
したがって施設栽培の他に、1年生では基本である圃場での栽培をまず挑戦します。
そして2〜3年生になっても少しですが圃場での栽培を体験させます。
寒い時、暑い時、雨が降る時、降らない時、
さらに害虫に襲われたり、強風で葉を傷つけられたりと
いろいろなアクシデントを経験してこそ
温室栽培の長所短所がわかるからです。
今年入学した1年生は、園芸科学科の学習内容が導入され
計画では施設野菜の他に草花栽培も学ぶ予定。
当然ながら草花班も環境システム科に移籍予定です。
学習分野が広くなったのは、それだけ体験できることが増えたということ。
どんな植物に興味を持って、研究にチャレンジしてくれるか楽しみです。