
環境システム科は工業技術を学べるとはいっても、れっきとした農業の学科。
栽培のためのビニールハウスも持っています。
先日、久しぶりに覗いて見るとびっくり。中は雑草だらけです。
近寄って見るとみんな同じ植物。ご存知ハコベです。
ハコベは春の七草になるばかりか、小鳥や小動物の餌になることから
雑草ではありますが、スギナやアカザと違い
なんとなく良い植物側に立っているイメージがあります。
ところでみなさんは、ハコベの花をじっくり見たことがありますか。
おそらく白い小花が咲くことは知っていると思います。
しかしもっとアップで花を見ると面白いものが見えてきます。
花弁が10枚あるように見えますが、実は5枚。
花弁に深い切り込みが入っているので10枚に見えるのです。
色が白いこともあり、まるで耳の長いウサギの顔が5つ着いているかのよう。
可愛いのでぜひ子供たちに教えてあげてください。
しかしこんなにも繁茂するとハコベといえども問題。
まるでハコベを栽培しているかのようです。
そろそろ授業での栽培が始まるので、
きれいに除草しなければなりません。