
無加温、それも窓が壊れて閉まらない施設「馴化温室」。
ご存知のとおり、フローラ、バブルボーイズ
そしてハンターズなど歴代環境班の本拠地です。
冬でも窓が開きっぱなしなので、室温は氷点下までさがり、
普通の草花なら越冬することは難しい極寒の環境。
さらに雪で扉が開かなくなるので実験はできず
冬の間は誰も足を踏み入れることもありません。
しかし今年の冬は、この温室で留守番をしてくれたツワモノがいます。
それが手前に写っている鉢植えのリンゴンベリー。
一昨年、ストックホルムで大活躍したフローラを讃えるために手に入れたもので
氷点下10度以下になっても大丈夫なタフな植物です。
そんな馴化温室ですが、このところ気温が上がりはじめてきました。
メンバーが帰ってくる。
きっとリンゴンベリーはきっと首を長くして待っていたと思います。
ところがいつになってもメンバーはやってきません。
何と彼らは今、土を扱う研究のため、土肥実験室で実験をしているのです。
春になってもひとりぼっち。
コロナの影響で私たちも不要不急の外出は自粛中。
リンゴンベリーともども人恋しさが募りますが、もう少しの辛抱です。