人工授粉をしていないのにクリスマスローズが
いつのまにか受粉を終え、結実しています。
この花の結実率は高く、ほとんどの花の雌しべが
このように勝手に膨らんできます。
クリスマスローズはランなどと違い、
ひとつの花にできる種子の数はそれほど多くありません。
だからこそ放っておいても種子ができる仕掛けになっているのかもしれません。
さて先ほどクリスマスローズと紹介しましたが
正式にクリスマスローズと呼べるのは白い花を咲かせるニゲルだけ。
内側が緑っぽく、外側がピンクのこの花とは違うように見えます。
しかしこの花は間違いなくニゲル。先月まで白い花を咲かせていました。
ところが開花期を過ぎるとこのように花は緑っぽくなってくるのです。
数週間もしたら採種できますが、播種は一般に秋。
半年後の来年の春には発芽してきます。
ところが開花するまではもう2年必要。
クリスマスローズは開花まで3年もかかる植物なのです。