紙コップで作ったたくさんの種類の三和土を
ハンターズがきれいに取り出して鉢皿の上に並べました。
初めて見た人は、新しいお菓子の開発かと勘違いするかもしれません。
しかしこれは土。春の新作「胡麻味のプリンとクッキー」ではありません。
ハンターズは昨年からこの研究に取り組んでいますが
土と消石灰、そしてニガリを水で練るだけで固まることにいつも驚きます。
昔はどこの家庭でも土間があり、そこに三和土が使われましたが
今はなかなか見ることができなくなりました。
しかし最近は見直され、残念ながら北国は土壌の水が凍るので無理ですが
暖かい地方では自宅の駐車場に三和土加工する人もいるそうです。
三和土によく似たものに蔵やお城の壁に塗られている漆喰があります。
こちらは消石灰にスサと呼ばれる藁(紙や毛)を加え、
さらに粘り気を与える海藻を混ぜて水で練ります。
消石灰が主原料なので漆喰は白いものですが
松を燃やしたススを混ぜて黒く着色することもあります。
白と黒の蔵はモノトーンで今見てもとてもお洒落です。
最近は耐久性はもちろん、消石灰による殺菌効果も期待できると
漆喰を使った家も人気ということです。
コロナウイルスの感染が拡大している今、
何か応用できないものかと考えてしまいます。