
ハンターズのメンバーが机に座って、何かをしています。
よく見るとたくさんの紙コップが並んでいます。
もしかして紅茶のティスティングでもしているのでしょうか。
残念ながら、そんな美味しそうな作業ではありません。
実は彼、先日からいろいろな土や材料を使って
なんと40種類もの三和土を紙コップを使って作っていましたが、
やっと硬くなってきたので、取り出そうとしているのです。
土なのでドリンクのティスティングのように香りを楽しんだり
口に含んで味を楽しむことはできませんが
目で色合いを、手で肌触りを楽しんでいるところをみると
これもティスティングなのかもしれません。
皆さんは、ティスティングといえばどんな飲み物を思い浮かべますか。
おそらく紅茶やコーヒーよりはワインの方が一般的かもしれません。
しかし何でも作る農業高校といえども未成年の高校生。
さすがにお酒は製造できないとお思いでしょうが、実は違います。
ちゃんと醸造許可を得て酒造している高校もあるのです。
食品製造ではどのように作ればどんな味になるか評価することが重要。
そこで彼らは口に含んで香りなどを確かめ、飲まずに吐き出しているのだそうです。
かつてフローラはあまり食べられなくなった地元の妙丹柿を原料に
オリジナルの柿酢を作ってみようと考えた時があります。
しかしすぐに断念。なぜなら酢を作る過程で柿をアルコール発酵させて
お酒にしなければならないから。つまり酢を作るには醸造許可が必要なのです。
身近な酢が簡単に作れないとはちょっと驚きです。