
黄色いサクランボと聞いて歌を口ずさめるのは若い人ではないかもしれません。
なぜなら初代はスリーキャッツという女性3人グループが1959年に発表した歌、
2代目のゴールデンハーフでも1970年と今は懐かし昭和の大ヒット曲だからです。
パッと聞くとアメリカのオールデイズかと錯覚しますが、作詞も作曲も日本の方。
正真正銘メイド イン ジャパンの歌なのですね。
さてここに右が赤、左が黄色という奇妙なサクランボがあります。
色を塗ったものでも、2種類をくっつけたものでもない天然物です。
作ったのは2代目チームフローラフォトニクス。
チームの2009年に姉貴分であるアップルガールズが白いリンゴで大活躍。
しかし全国に鮮やかなセンセーションを巻き起こした4ケ月後にあっけなく卒業。
しかし問い合わせは日に日に多くなってきたので、
後輩のフローラが花の研究をしながら白いリンゴを育てていました。
そんな時に考えたのがこのサクランボ。
白いリンゴと同じように収穫まで袋の中で育てる栽培法です。
もちろんフローラが狙ったのは二匹目のドジョウ。
紅白のサクランボをプリンの上に乗せようという企みでした。
ところがびっくり。サクランボは白くならならず
ご覧のように鮮やかな黄色になるのです。
白を求めていた女子メンバーはこの結果にショックだったようです。
ところが試食していただいた年配の先生方には大ウケ。
懐かしの「黄色いサクランボ」とリンクしたからです。
世の中には月山錦という黄色いサクランボがすでに存在します。
しかし生産量が少なく、佐藤錦よりかなり高値で取引されています。
この技術を使うと佐藤錦が黄色いサクランボに変わるので
安価に提供できるとPRし、何よりも黄色いサクランボという
ネーミングがいいのではと提案しましたが、
黄色いサクランボを知らない若い娘たちにはピンときません。
年齢によってウケが大きく異なる商品となりました。