久しぶりハンターズの本拠地である馴化温室に入りました。
窓が閉まらないとはいいながら、太陽が出ていると中はもう春の陽気。
今年もここでさまざまな植物を育てることになりそうです。
室内でパッと目に入ったきたのは黄色い花。
なんとこの冬、ハンターズが栽培していた小松菜です。
調査が終わり放置していた株に花が咲いたようです。
小松菜は江戸の小松川付近に自生していた植物を品種改良したもの。
キャベツやダイコンと同じアフラナ科の野菜です。
アブラナ科は別名「十字花科」といわれるように4枚の花弁が特徴。
春になるとみんなアブラナ、つまり菜の花と同じ形状の花を咲かせます。
葉菜栽培では自家採種する以外は、
このように薹が立ったり花が咲いたりする前に収穫するので
なかなか花を見ることはないと思います。
咲いてみて、あらためて菜の花の仲間だというのがよくわかります。
さてある研究者が春に咲く花の色を調べたところ
一番多かったのが黄色だったそうです。
黄色や白は光を集めて目立つ色。
柔らかな春の日差しを集めて
虫にアピールしようとしているのかもしれません。
ちょっと早いアブラナ科のお花見です。