
これは研究とは違い、ビジネスアイデアです。
大きなアーチにぶら下がって実っている果実。なんとこれはスイカです。
ラグビーボール大の中玉品種で、ここには黄色と
見慣れた緑と黒のシマシマの2種類が見えます。
よくバラでアーチを作りますが、これはそのスイカ版。
中を人が歩け、これは上を見上げて撮影した写真です。
さて冒頭に書いたように、これはビジネスアイデア。
皆さんはスイカ狩りをしたことがありますか。
イチゴならよくありますが、なかなかスイカは見かけません。
このような栽培法なら子供たちも楽しんで収穫体験できます。
また空中にぶら下がっているので、まんべんに光が当たり着色も良くなります。
さらに販売方法がユニーク。確かスイカ1個のベース価格が500円で
糖度1度についてさらに10円いただく方法でした。
つまり糖度が14度だったら500円プラス140円で640円。
甘さがポイントのスイカなので、これなら消費者も納得というわけです。
でもスイカを切って糖度を調べてはせっかくの商品が台無しです。
そこで考えたのが非破壊糖度計。
赤外線を照射するだけで切らずに果実の糖度を測定する機器です。
このアイデアを考えた生徒たちは実際に栽培しては、
非破壊糖度計で測定しながら試験販売を行い、新聞にも掲載されました。
みなさん自由に甘いものを探すことができるので、宝探しのようと大人気でした。
高校生のユニークなアイデアには驚きます。